
トップ >> IT ディクショナリ ~ 液晶テレビ
表示装置に液晶を用いた薄型のテレビ受像機。ブラウン管テレビに代わる薄型テレビとして急速に普及が進んでいる。液晶は液体の流動性と固体(結晶)の光学的性質を併せ持つ物質の状態の一つで、2枚のガラス板の間に液晶状態の物質を封入し、電圧をかけることによって液晶分子の向きを変え、光の透過率を増減させることで像を表示する。この原理を応用した液晶テレビは1987年にセイコーエプソンが初めて開発したが、民生用の製品としてはシャープが1995年に発売した「ウインドウ」が最初と言われている。現在でもシャープは「AQUOS」(アクオス)ブランドを抱える液晶テレビのナンバーワンメーカーである。液晶は他の表示方式に比べ薄型軽量で消費電力も少なく寿命も長いといった特徴がある。このため、液晶ディスプレイは1990年代以降ノートパソコンや携帯電話など携帯機器の表示装置として幅広く普及したほか、近年ではパソコンのディスプレイとしても広く使われている。しかし、応答速度が遅く動きの激しい映像の表示は苦手で、色の再現能力も劣り、視野角が狭く、大型化が困難といった弱点があり、液晶テレビは小型の製品が多い。大画面の薄型テレビはプラズマテレビがほとんどで、おおむね37型を境に小型は液晶、大型はプラズマという住み分けができている。